11~12月は在籍校訪問を実施しました。
在籍校訪問では、通級担当が通級生の通う小中学校に年に3回訪問して、授業参観や学級担任の先生と懇談しています。
授業参観のために教室に入ると、
担任の先生が、
「〇〇さんは毎週聾学校に通級していますね。〇〇さんの先生です。」
と紹介してくださいます。
クラス全体が笑顔で迎えてくれて、ほっと一息。
すぐに〇〇さんの顔も探して覗き込むように見てみると、みんなと同じ笑顔。
負けないくらいの笑顔で、
「今日はよろしくお願いします。」
とあいさつします。
参観は5時間目か6時間目。(1時間目に行うこともありました。)
通級生のみなさんは、学級担任の先生を食い入るように見て、話を聞いています。
そのような様子を見ると
「きっと、〇〇さんは先生(学級担任)のこと好きなんだろうな。」と感じます。
次の週の通級で、在籍校訪問のことを話題にします。
「〇〇さんの友だちとお話したよ。」
「先生が『いつも積極的に発表している』『友だちにやさしくできる』って言ってたよ。」
「(授業参観のとき)大きな声で発表してたね。よく聞こえたよ。」
などなど…
思い切って
「〇〇さんって、先生(学級担任)のこと好きでしょ。見ていたらすぐにわかったよ。」って言ってみたら、
「どうしてわかったの?」と不思議そうな表情。
でもすぐに
「そうだよ。先生のことが大好きなの。」
と笑顔いっぱいで答えていました。